日曜日、いつも通り、朝からお決まりのテレビ番組を、今日も見ていた。
「 雇用を考える 」 というテーマで、
経営者として著名な丹羽氏が 「 釣り竿と魚の例え 」 を語っておられた。
それはさておき、
「 釣り竿 と 魚 」 を「 積算ツール と 受注したい仕事 」に置きかえてみたくなった。
これに肝心な「 漁場の実態 」を追加した。
魚群の動きを予測する 「 潮流を読む 」 ことをわたくしながら、プラスしてみた。
釣り竿は「 積算ツール 」、魚は「 受注したい仕事 」、そして、潮流を読むは「 積算手法 」とした。
釣り人は、積算をする人、つまり施工者であり、受注・落札を目指す。
釣り竿と潮流を読むことは、釣り人に釣果をもたらすことが、その本来の役割である。
元に戻って、
魚が、豊漁時代のように漁場にたくさん群れていれば、
釣り道具としての竿は、あまり性能を問われない。
竹の延べ竿でも、高価なグラスファイバー竿でも、釣果にはあまり影響しない。
好漁時には、生活できるだけの漁獲高は、苦にせず確保できた。
しかし、今は、漁場には魚がめっきり少なくなった。以前のように、なかなか思うようには釣れない。
今は、この場に及んで、魚が少なくなったことをぼやいても、何ら問題解決にはならない。
ならば、今日から出来ることから考えてみたい。
狙いとする魚は、何にしぼるのか。鯛かヒラメか、あじ、それともサバか。
大型級の一発狙いか。型は小さくとも、確実に釣果が、見込まれる ○○ か。
潮の流れはどうか。どこに竿先を向ければ良いか。
一方、積算業務においては、
ぜひ、取りたい仕事に目標を絞る、そのことから始める。
今は、まったく選べる状況にないからといって焦っても、
二兎を追う者は一兎をも得ずとなりかねない。
思うに、肝心は、今までの積算手法を根本から洗い直すことが、再出発点ではないかと。
魚釣りを一度も体験したこともない人が、つくった釣り竿は、
仕様の充実・多彩なオプション自慢として、リビングに飾るにはふさわしいかもしれない。
それと釣果が上がるのとは、まったく別世界である。
やはり、目指す漁場、そこでの釣り方にふさわしい釣り竿を選び、それに慣れておくこと。
何気ない普段からの準備が、いざとなれば釣果に結びつく。
積算チーム |