建築現場では、ミスとロスを減らして、施工効率を上げれば、利益が上がることは、誰でも知っている。
この至ってシンプルなことが、スローガンとなっても、実行は出来ないでいる。
ミスとは失敗する行為のことであり、ロスはムダな作業をするとか怠慢な仕事ぶりを指す。
現場では、このミス・ロスが毎日発生しているのに、見過ごしていることが、あまりにも多すぎる。
毎日、見過ごすことに慣れてしまい、気が付かない習慣 が出来上がっている。
もし、ミス・ロスの行為に気が付いているなら繰り返さないでしょう。
人は、軽微なミスほど気にしないで見過ごしがちである。
ハインリッヒの法則は、安全大会の標語の題ではない。
護送船団方式は、遙か彼方の良き過去の思いで。
石油が上がって銅が値上げをしたから仕事もきびしくなったと言う前に‥
今日から、現場で発生する 軽微なミス・ロスをノートに記帳 してみてはどうでしょうか。
高価な管理ソフトの導入などと考えずに、気が付けばメモることから始めませんか。
所詮、工場と違って、現場だから色々あるのは仕方がない、って言い訳を減らすことから始めませんか。
ミスとロスを意識する習慣が付けば、原価意識も上がり、収益も上がるでしょう。
この原価意識が積算業務にフィードバックされ、良い循環が生まれます。
建築業界はスローガンがお好き‥
「ミスを防いで、ロスをなくそう!」 スローガンは利益を生まない。
積算チーム |