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施工管理の実務ポイント

第12 回目:総合図は、施工図を作成するための基本図面です。

総合図は、施工図作成前に意匠・構造・各設備間で設計情報を一元化して、
調整することを目的とした図面であり、「プロット図」と呼ばれることがあります。

総合図とプロット図をあえて区別するのであれば、
一般的にプロット図は、平面図を基本としますが、
総合図は、一歩進めて、平面図、展開図、天井伏図、総合立面図、総合外構図を基本とします。
また、補足するものとして断面詳細図 [ 天上ふところを含む ] が適宜追加されます。

総合図は、特記仕様書に作成することが明記されている場合は、必ず作成することが必要です。
建物用途や規模にもよりますが、総合図は、施工図作成の基本として、また、施工図の手直し防止として、
作成が明記されていない場合でも積極的に採用したいものです。

準備段階として、総合図により何を確認にし、調整するのかという目的を明確にした上で、
どのような図面が必要なのかをお互いに合意し、作業を進めたいものです。

総合図の元図は、建築工事施工者による各室平面詳細図、展開図、天井伏図等を採用しますが、
時間的に待てない場合は設計図を仮に採用し、大枠を決めることが必要な場合もあります。

また、総合図の元図作成段階で、
設備工事施工者から建築工事施工者に、
主要な情報を、前もって提供 することも手順として重要です。

何しろ、後手後手に回ることだけは避けたいものです。
手直し、手戻りが一番非効率であり、原価を痛めます。

監理者チーム

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